2023年9月12日、アップルのイベントで発表された、5G対応iPhone 15シリーズですが、香港版などの海外版に技適マークが付く? 物理デュアルSIMは?また海外版は日本の4GLTE・5Gに全部対応しているのか?非常に気になる所ですね。
そこで、以上のことを中心に、海外版の対応状況を詳しく解説していきます。
- 1.iPhone15の技適マーク
- 2.iPhone15の対応バンド(4GLTE・5G)
- 3.iPhone15の物理デュアルSIMは?
- 4.海外版iPhone15を買えるサイト
- iPhone15のアクセサリー
1.iPhone15の技適マーク
日本と同じモデルNo.なら技適付
過去の経緯から日本と同じモデルNo(a○○○○)なら技適マークが付きます。
以下は以前のモデルの技適マーク付き発売国の内訳です。
①iPhone 12シリーズ
カナダ、グアム、プエルトリコ、USバージン諸島版に技適マークが付きました。
②iPhone SE2
台湾含む海外版と、初めて香港版に技適マークが付きました。
③iPhone 13シリーズ
iPhone12シリーズと同様にカナダ、グアム、プエルトリコ、USバージン諸島に加え、メキシコとサウジアラビア版に技適マークが付いているよう(現物未確認の為)です。
④iPhone SE3
残念ながら技適マーク付きの海外版はありませんでした。
⑤iPhone 14シリーズ
iPhone13シリーズと同様にカナダ、グアム、プエルトリコ、USバージン諸島、メキシコとサウジアラビア版に技適マークが付いているよう(現物未確認の為)です。
今回のモデルNo.と技適マーク付きの販売国は?
今回はプエルトリコが米国版になった為、カナダ、グアム、USバージン諸島、メキシコとサウジアラビア版に技適マークが付いているよう(現物未確認の為)です。
そこで、発表されたiPhone15シリーズの販売地域別モデルNo.、4GLTE・5Gのバンド(周波数)や物理デュアルSIMなどの対応状況を見てみましょう。
2.iPhone15の対応バンド(4GLTE・5G)
今までの海外版は日本で使用されている、全ての4GLTEバンドに対応していませんでした。
これは回線混雑時に、他のバンドに移る選択肢が少なくなり、日本のキャリアが提供している高速通信(キャリアアグリケーション)に一部対応出来ないことにもなります。
技適マークのない通信機器を日本で使用するのは、一部特例を除き電波法違反になります。あくまで自己責任においての使用となります。
今回の、iPhone15シリーズの対応状況を以下の表でまとめました
4GLTEバンド対応表
表のとおり、海外版はバンド11と21に非対応ですが、高速通信用(キャリアアグリゲーション)用のバンド42に対応しています。
また、キャリアの主要バンドであるバンド28に対応しているので、実用上問題ないと思います。
5Gバンド対応表
日本のキャリア4社(ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル)が5Gサービスを開始しています。
今のところ、基地局も少ないので機能はフル活用できませんが、iPhone14シリーズの日本の5G 電波の対応状況です。
日本の4大キャリアが、現在提供している周波数帯は緑色背景の7つです。その中で最も高速通信できるバンドn257(28GHz)には今回も非対応です。
今のところiPhone15シリーズではiPhone14シリーズと同様に5Gの対応状況に変化はありませんでした。(次期モデルに期待)
また、今回は青色のn75とn76が新たに対応となりました。
ただし、対応できるバンドは一緒なので、国内版、海外版に5Gでの差はありません。
3.iPhone15の物理デュアルSIMは?
今まで物理デュアルSIM(DSDS)に対応していたのは、iPhoneXR・iPhoneXS・iPhone 11シリーズやiPhone 12シリーズのminiを除く中国・香港版だけです。
今回のiPhone15、15Plus、15Pro、15ProMaxの中国・香港版にのみ物理デュアルSIMが搭載されました。
ただし、中国・香港版以外は、国内版も含めeSIMに対応していますので、物理SIMとのデュアル対応は可能です。
物理SIM無くなる?
米国版だけ、iPhone14シリーズからSIMトレーがなくなり、eSIMだけとなりました。その他の国のモデルはいまのところ併用ですが、近い将来eSIMだけになるかもしれません
デュアルeSIM?
そして、iPhone13から中国・香港版を除くすべての国のモデルで*デュアルeSIMが搭載されましたが、iPhone14シリーズも引き続き中国・香港版は物理SIMだけ
*デュアルeSIM:物理SIM無しで、eSIMだけで複数のプランが利用できること。
eSIMのメリットは店頭で物理SIMの契約をせず、オンラインですべて完結して、すぐに使用できることです。つまり、新品でも中古でもSIMフリー端末なら、*eSIM契約したその場から使用できます。
*契約したその場とは:申し込みから開通までの所要時間はキャリアによる違いはありますが、iphoneで最短5分~、iPadでは7分~程度で利用できます。
4.海外版iPhone15を買えるサイト
現地のアップルストア等で購入する以外、海外通販の利用となります。
①物理デュアルSIM対応
販売国は中国・香港・マカオのモデルで、14、14Plus、14Pro、14ProMaxが対応で技適マーク無です。
買えるところ
スグ買えるサイトは以下の通りです。
・シンガポール通販日本語サイト:ETOREN
②技適マーク付き
シャッター音が消せる海外版で、日本での使用に問題ない技適マーク付きの販売国は
カナダ、グアム、プエルトリコ、USバージン諸島、メキシコとサウジアラビアです。
買えるところ
現在、技適マーク付きiPhone14シリーズを販売している、以下のサイトでiPhone15シリーズが発売になれば、すぐに対象モデルも検索出来ると思われます。
このサイトの検索窓で「iphone15」と「A○○○○」など該当のモデルNo.など入力すると候補が出てきます。商品代金のほか、送料や関税など全て含まれた金額が表示されています。カナダモデルは飛行機マークの横にCanadaと書かれています。
参考リンクです。(売り切れの場合があります)iPhone 14カナダ版 SIMフリー
以下関連記事です。
カナダ版iPhone12が買えるQoo10とebay directshopの秘密? - マイレコメンのブログ
iPhone15のアクセサリー
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