iPhone 海外版・国内版の違い
iPhone 海外版・国内版の違いと共通点を分かり易くするため、表にしてみました。
海外版・国内版違い |
国 内 版 |
海 外 版 |
シャッター消音 |
不 可 | 可 能 |
技適マーク |
有り | 無いモデルあり |
キャリア周波数対応 |
モデル別全対応 | 一部不可 |
物理デュアルSIM |
不 可 | 中国香港版で対応 |
ACアダプター形状 |
二口コンセント | 三口コンセントもあり |
アップルストア日本 |
購入可能 | 購入不可 |
ただし、海外版でもモデルによっては、国内版と共通点があったり、海外版でも発売国によっては、機能や対応周波数が違ったりしています。この後に詳しく説明します。
シャッター消音
海外版最大のメリットです。マナーモードに設定すると、消音出来ます。スクリーンショットも同様です。ただし、韓国版は消音出来ません。
また、まれに海外で正規店以外で購入したiPhoneが日本モデルだったりすることもあります。
技適マーク
日本の総務省が日本国内の基準に沿った無線機器に与える認証です。この技適マークが付いていない無線機器を使用すると、厳密には違法となります。
ただし、技適マークが付いているモデルもあります。
技適マークが付いていて、日本で購入可能なモデルを以下の記事でまとめましたのでご参照ください。
キャリア周波数対応
先ほどの技適マークが付いている海外版iPhoneは、そのモデルで対応できる、日本のキャリア提供周波数(LTEバンド)に対応していて、国内版と全く同じ周波数対応です。
技適マークが付いていない海外版は最新のiPhone12でも、日本のキャリア提供周波数全てに対応していません。
物理デュアルSIM
iPhoneXS Max、iPhoneXR、iPhone11シリーズ、miniを除くiPhone12シリーズの中国・香港・マカオ版は物理デュアルSIMに対応していて、ダブルスタンバイが可能です。
物理デュアルSIMに対応している海外版iPhoneは、以下の記事でまとめましたのでご参照ください。
ACアダプター形状
国内版のACアダプターは通常2口コンセント用ですが、香港マカオ版は3口コンセントになっています。
アップルストア日本
当然ですが、海外版iPhoneは日本のアップストアルでは購入できません。
ただし、例外として海外版iPhoneを修理に出して本体交換となった場合に限り、海外版iPhoneが受け取れます。
iPhone 海外版・国内版の共通点
共通点 | 国内版 | 海外版 |
apple care | 加入可能 | 加入可能 |
felica | iPhone7以降対応 | iPhone8以降対応 |
サポート | あり | あり |
発売シリーズ | 世界共通 | 世界共通 |
apple care
海外版・国内版どちらも、アクティベーションしてから30日以内でしたら、apple care+に加入出来ます。また初期ハードウエアの保証は3か月あります。
サポート
同じく何処の国のモデルであっても、Appleのサポートは受けられます。
felica
国内版はiPhone7以降、海外版はiPhone8以降でSuicaやPASMOなどのfelica機能が使えます。当然iDやQuickPayなどのおサイフケータイ機能も使えます。
海外版iPhoneのfelica対応については、以下の記事でまとめましたのでご参照ください。
位置情報
iPhone11シリーズまでは位置情報で使用する方式はアメリカのGPSだけでした。
iPhone12シリーズから、GLONASS(ロシア)、Galileo(EU)、QZSS(日本)、BeiDou(中国)という各国が打ち上げている測位衛星を使うようになりましたので、より精度が向上しました。
発売シリーズ
あえて書きましたが、どこの国であっても、iPhone12の4つのモデル、iPhone11の3つのモデルは購入可能です。自動車のように、販売国により車種を分けたりすることはありません。