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9月24日に発売された、5G対応iPhone 13シリーズですが、香港版や台湾版などの海外版に技適マークがつくのか? 物理デュアルSIMはどうなっているのか?
また海外版は日本の4GLTE・5Gに全部対応しているのか?非常に気になる所ですね。
そこで、発表されている資料をもとに、以上のことを調べていきたいと思います。
1.技適マーク
日本と同じモデルNo.なら技適付
①iPhone 11シリーズ
台湾含めた海外版は技適マーク付でしたが、物理デュアルSIM対応の中国・香港版には付いていませんでした。
②iPhone SE2
台湾含む海外版と、初めて香港版に技適マークが付きました。
③iPhone 12シリーズ
カナダ、グアム、プエルトリコ、USバージン諸島版のみに技適マークが付きました。
今回のモデルNo.は?
iPhone13シリーズではiPhone12シリーズと同様にカナダ、グアム、プエルトリコ、USバージン諸島版に技適マークが付いているはず(現物未確認の為)です。
ちなみにグアム8月出発の料金を調べました。次のリンクから「検索」ボタンを押すと最新価格がわかります。グアム最安航空券
そして、今回は日本と同じモデルNo.に、メキシコとサウジアラビアが加わりました。メキシコは入国制限はありませんので、入国のハードルは一番低いはずです。(航空券はグアムの8倍くらいです。)
次に、海外版の販売地域別のモデルNo.と、4GLTE・5Gのバンド(周波数)対応状況や物理デュアルSIMなどの機能の違いを見ていきましょう
2.対応バンド(LTE・5G)
今までの海外版は日本で使用されている、全てのLTEバンドに対応していませんでした。
これは回線混雑時に、他のバンドに移る選択肢が少なくなり、日本のキャリアが提供している高速通信(キャリアアグリケーション)に一部対応出来ないことにもなります。
こうしたことから、今までの海外版(北米、中国・香港・マカオなど)は、日本版に比べ少しだけ、使い勝手が悪かったのです。
技適マークのない通信機器を日本で使用するのは、一部特例を除き電波法違反になります。あくまで自己責任においての使用となります。
そこで、今回の対応状況を以下の表でまとめました
LTE(4G)バンド対応表
表のとおり、米国版は6S以来久しぶりに日本のLTEバンド全てに対応しています。もしかすると技適マークが付いているかもしれません。
それ以外の海外版はバンド11と21に非対応ですが、高速通信用(キャリアアグリゲーション)用のバンド42に対応しています。
また、キャリアの主要バンドであるバンド28に対応しているので、実用上問題ないと思います。
今回も、中国と香港版でiPhone 13 miniのみモデル番号(A2629・A2628)が違っていました。これは中国版(A2629)のみ、eSIM非対応で物理シングルSIMの為。
5Gバンド対応表
日本のキャリア4社(ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル)が5Gサービスを開始しています。
今のところ、基地局も少ないので機能はフル活用できませんが、iPhone13シリーズがどこまで日本の5G 電波に対応しているか調べてみました。
日本の4大キャリアが、現在提供している周波数帯は緑色背景の4つです。その中で最も高速通信できるバンドn257(28GHz)には今回も非対応です。
残念ながらiPhone13シリーズは、前回のiPhone12シリーズと同様に5Gの対応状況に変化はありませんでした。(次のモデルに期待)
ただし、対応できるバンドは一緒なので、国内版、海外版に5Gでの差はありません。
3.物理デュアルSIMは?
今まで物理デュアルSIM(DSDS)に対応していたのは、iPhoneXR・iPhoneXS・iPhone 11シリーズやiPhone 12シリーズのminiを除く中国・香港版だけです。
今回もiPhone13、13Pro、13ProMaxのminiを除く中国・香港版に物理デュアルSIMが搭載されました。
ただし、中国・香港版以外は、国内版も含めeSIMに対応していますので、物理SIMとのデュアル対応は可能です。
デュアルeSIM?
そして、中国・香港版を除くすべての国のモデルで*デュアルeSIMが搭載されました。
*デュアルeSIM:物理SIM無しで、eSIMだけで複数のプランが利用できること。
eSIMのメリットは店頭で物理SIMの契約をせず、オンラインですべて完結して、すぐに使用できることです。つまり、新品でも中古でもSIMフリー端末なら、*eSIM契約したその場から使用できます。
*契約したその場とは:申し込みから開通までの所要時間はキャリアによる違いはありますが、iphoneで最短5分~、iPadでは7分~程度で利用できます。
通信障害?もしもの時のeSIM
今契約中のキャリアで通信障害が起きた場合、しばらく通信できなくなることがあります。その時には、違うキャリア系のeSIMを申し込んでおけば、緊急対応が出来ます。
オンラインで申し込み出来るeSIM対応のキャリアは、KDDI回線の楽天モバイル 、格安SIMはドコモ回線を使用するahamo、IIJmio、ソフトバンク回線のLINEMOだけです。
さらに、通信環境が確保出来ない時、店頭申し込みが可能なところは、auショップ、docomoショップ、ソフトバンクショップですが、待ち時間を軽減するために予約が必要になります。
ただし、当日の予約は不可能で、大体2~3日後の予約になり、緊急対応になりません。
そんな時に便利なのがIIJmio で、家電量販店(ビックカメラ・ソフマップ・コジマ)で予約なしでその場で申し込みが出来ます。
4.海外版iPhone13の買えるサイト
通常は、現地のアップルストア等で購入するのは難しい為、利用できる海外通販をご紹介します。
①物理デュアルSIM対応
販売国は中国・香港・マカオで、iPhone13、13Pro、13ProMaxが対応。
買えるところ
いまのところ買えるサイトは以下のサイトのみです。
①シンガポール通販日本語サイト :Etoren
②技適マーク付き
シャッター音が消せる海外版で、日本での使用に問題ない技適マーク付きの販売国は
カナダ、グアム、プエルトリコ、USバージン諸島、メキシコとサウジアラビアです。
買えるところ
現在、技適マーク付きiPhone13シリーズを販売しているのは、以下のサイトです。
このサイトで「iphone13」とモデルNo.「a2631」、「a2636」など入力すると候補が出てきます。
カナダ発送の場合の通貨はカナダドルになっているはずです。
③日本の電波がすべて使える
買えるところ
技適マークが付いているか不明ですが、日本のキャリアすべての電波が使えるモデルを販売するのは米国eBayのサイトです。iPhone13 a2482