iPhoneカメラのシャッター無音アプリでお勧め、StageCameraHDとMicrosoft Pix、2つのアプリの特徴と標準カメラアプリとの違いを比較します。
またどれを選ぶべきなのか、使い方と共に紹介したいと思います。
1.おすすめ無料版特徴
①StageCameraHD
発売元:株式会社スカイネクサス(sky-nexus Inc.)
http://www.sky-nexus.co.jp/company.html
この無料版アプリでは5回撮影するごとに、1回広告が全画面に出現するため、連続で沢山の写真を撮るのには向いていません。
特徴
標準解像度(3264×2448)以外に4つの解像度が撮影前に選べて、1枚当たりの写真のファイルサイズを他のアプリに比べ、小さく調整することが出来ます。
また、露出補正やリモートシャッターなどの機能もあります。 ただし標準カメラに比べ、立ち上がりは少し遅いです。有料版にアップグレ-ドすれば、広告表示も無く、高解像写真が撮れます。
②Microsoft Pix
提供元:Microsoft Coropration
通常の撮影以外に、名刺認識機能があり、iPhoneの連絡先へ登録出来ます。ホワイトボードやドキュメントの場合もOCR機能を使って文字を認識し、メールなど他のアプリにテキストを引き継げます。また、LinkedInにも情報を流すことが出来ます。
トリミングなど画像加工機能もあり、解像度については選べませんが、無料アプリにありがちな広告はありません。ただし3つの中で一番立ち上がりが遅いです。ただし以前のバージョンと比べ、撮影後の反応は早くなりました。
③iPhone8標準カメラ(参考)
色の明暗の幅を出してくれる「HDR」機能の写真が利用できます。トリミングや回転など、高度な画像加工機能もついています。 解像度は、撮影後の編集画面で7つの縦横比を選択できます。
Live Photosを利用すれば、シャッター消音ではありませんが音を小さくできます。iPhone6Sまではスピーカーが1つでしたので、指でふさげば殆ど音が聞こえないくらいのレベルまで落とせましたが、iPhone7以降はスピーカーが2つになった為、音は漏れるようになりました。
メリット
立ち上がりに時間がからない
消音アプリに比べ、圧倒的に短い立ち上がりがあるので、シャッターチャンスを逃しません。この後のチャプターで起動時間を計測しました。
便利な機能
標準カメラアプリには他のアプリにない機能として、タイムラプスやスローなどの動画やパノラマ撮影ができます。 またそのままQRコードを読み取り、指定のリンクへ移動することができます。
2.アプリ起動時間
アプリを起動し撮影可能になるまで何秒かかるか、3回計測した平均値は以下のとおりです。
StageCameraHD 平均2.6秒
Microsoft Pix 平均3.0秒
iPhone8カメラ 平均0.8秒
3.画質(最高解像度)
①静止画
・バックカメラ
StageCameraHD 1280×720、1920×1080、2448×2448、2592×1936、3264×2448
Microsoft Pix 4032×3024 ファイルサイズ1.6MB
iPhone8カメラ 4032×3024 ファイルサイズ2.38MB
StageCameraHDの場合有料プランに移行すれば4032×3024、3840×2160の画像を利用できます
・フロントカメラ
StageCameraHD 640×480、2320×2320、3088×2320
Microsoft Pix 4032×3024
iPhone8カメラ 4032×3024
StageCameraHDの場合有料プランに移行すれば4032×3024picの画像を利用できます。
②動画
・バックカメラ
StageCameraHD 1280×720、1920×1080
Microsoft Pix 1280×720、1920×1080 30フレーム/秒
iPhone 8カメラ 1920×1080 30フレーム/秒
どのアプリも標準以外では1280×720p、30フレーム/秒での撮影も可能で、ファイルサイズを小さくすることが出来ます。また、iPhone8カメラはより高解像度の 60フレーム/秒 や4K画像の撮影が出来ます。
・フロントカメラ
StageCameraHD 640×480、1280×720、1920×1080
Microsoft Pix 1920×1080
iPhone 8カメラ 1920×1080 30フレーム/秒
4.共通機能
マナーモードにしないとスクリーンショットはシャッター音が鳴ります。
グリッド表示使用可能
5.まとめと使い方
①StageCameraHD
メリット:撮影時に写真サイズが選べる。ファイルサイズを小さくできる。
デメリット:5回に1回の広告表示。
②Microsoft Pix
メリット:広告なし。名刺や書類のOCR機能。写真加工。
デメリット:立ち上りが一番遅い。
③iPhone8カメラ
メリット:起動時間が短い。高機能な写真加工。HDR機能。タイムラプス動画、スロー動画やパノラマ撮影。ファイルサイズを小さくできる720pサイズの動画撮影。4Kなど高解像度の撮影。
デメリット:シャッター音(日本版のみ)
以上それぞれに他にない特徴があるので、どれか一つに絞るのではなく、シチュエーションにより併用することがよいのではないでしょうか。
標準のカメラはかなり高機能なので、できればシャッター音を無音化できる海外版のiPhoneが欲しくなりますね。海外版の記事についてはコチラ