iPhone国内版ならLTEバンド対応など、何も気にせず使えるのですが、香港版などの海外版はちゃんと日本の電波を摑まえられているか気になる所ですね。
そこで、現在発売されられるiPhoneについて、モデル別に販売国や日本のキャリアが使用している周波数バンドに対応しているかどうか、詳しく調べてみました。
比較表の内容ですが、それぞれの機種別に海外版と国内版(日本)を分けて、モデルNo.と、対応周波数を〇xで書いてあります。
また日本のキャリアがどの周波数に対応しているのかも調べてあります。
全てのモデルを一つの表にすると、幅広くなって見にくくなるので、発売順に3つのモデルごとに表にしてあります。
また、iPhone12以降は5Gの周波数対応についても調べてあります。
LTEバンド対応状況
iPhone 6S、iPhone SE、iPhone 7
iPhone6S海外版(CDMA)のみ技適付で、対応周波数は日本国内版と同じです。
また、iPhone7から国内版と海外版で対応周波数に差が出ました。
doはNTTdocomo、auはauKDDI、SBはソフトバンク、UQはUQモバイルの略です。
iPhone 8、iPhone X、iPhone XR
iPhone8とXの国内版から、日本のキャリアが提供するLTEバンド全てに対応していますが、海外版は3つのバンドに非対応です。また、XRは4つのバンドに非対応です。
iPhone XS、iPhone 11 シリーズ
iPhone11では、海外版と国内版が同じモデルNo.になったので、海外版に技適マークが付き、日本のキャリアが提供するLTEバンド全てに対応できるようになりました。
これは高速通信の技術であるキャリアアグリゲーションに対応できるということです。
技適付き海外版iPhoneのモデルについては以下の記事でまとめてあります。
さきほどのiPhoneXRやXS Maxの中国香港版は物理デュアルSIMが可能となっていますが、山間部でのつながりに影響するバンド28にはどちらも、非対応となっています。
iPhone SE 2020、iPhone 12 シリーズ
doはNTTdocomo、auはauKDDI、SBはソフトバンク、UQはUQモバイル、Raは楽天モバイルの略です。
iPhone SE(2020)は直近に発売されたiPhone11と同じで、海外版と国内版が同じグローバルモデルになった為、日本のキャリアが提供するLTEバンド全てに対応しています。
同じくキャリアアグリゲーションに対応できるということです。
iPhone12海外版では対応できる周波数が増えています。また、同じモデル番号の海外版はカナダ、グアム他2か国になりましたが、現在日本でこのモデル番号の海外版を入手するのは、かなり難しい状況です。
今回から、楽天モバイルが正式にアップルより、iPhoneの供給を受けましたので、周波数対応表に掲載しました。
iPhone 13 シリーズ
iPhone13シリーズは今まで発売された中で、地域別のモデル群が6つと多いです。そして、米国版に技適マークはついていませんが、日本のLTEバンド全てに対応しています。
iPhone SE 2022
iPhoneSE(2022)のモデル群は5つあります。
Phone 14 シリーズ
5G対応状況
iPhone 12シリーズ、13シリーズ、14シリーズと5Gの対応状況に変わりはありません。
iPhone 12 シリーズ
5Gについては、日本で提供もしくは提供予定の周波数は上記6つですが、今のところ米国を除く日本版・海外版共に3つのみ対応です。
こと5Gだけに限れば、将来のサービス提供を考えると米国版ということになります。