でも安心してください!海外で買ったほとんどのiPhoneは、日本で普通に使えます。(私も使っています。)
ただし、auなど一部のキャリアでは使えないモデルがあります。
それは最新のiPhone11シリーズでも同様です。
そこでこの記事では
一部のキャリアで使えないモデルとは?
そのモデルの見分け方とは?
1.使えない通信方式とは?
①GSM版には注意して
CDMA版とGSM版
iPhoneにはキャリアの通信方式の違いにより、GSM版とCDMA版があります。
このうちGSM版が、auやUQなどのKDDI系の通信・通話で使っている3GCDMAの電波を使うことが出来ません。
ただし、ドコモやソフトバンクではGSM版とCDMA版ともに問題なく使えます。(格安SIMもauやUQ以外の回線でしたら使えます)
GSM版モデル名一覧
そこでGSM版のモデル名を一覧表にしてみました。
モデル番号A〇〇〇〇の後ろにGSMと書いてあります。
同じモデル番号でCDMA版もあり、GSM版とCDMA版の区別なく販売されているので、注意が必要です。
SIMロック解除
海外のアップルストア等で購入
海外のアップルストア等でSIMフリーを買っている場合は、基本的に問題ありません。CDMA版に対応しているはずです。
海外のキャリア(電話会社)で購入した場合
・海外のキャリア(電話会社)で購入した場合は日本と同じようにSIMロックがかかっているので、SIMロック解除されている必要があります。
・この海外キャリアが、GSM版を販売している可能性があるため、確認を必要とします。確認の仕方はこのあと説明します。
・SIMロック解除を行ったCDMA版でも、日本でau系のSIMをそのままでは、使えない*モデルがあります。
*iOS8.3からiOS12.1.4までのiPhone 7・7 Plus、iPhone SE、iPhone 6s・6 Plus、iPhone 6・6 Plus の場合別途、auでの設定が必要です。ただしiOS12.2以降であれば設定不要です。
2.CDMA版とGSM版の見分け方は?
①箱で確認
GSM版
箱の裏、上部にGSMしか記載されていないのはGSM版で、au系のSIMでは使えません
CDMA版
箱の裏、上部にGSMとCDMAと書かれている。コチラはCDMA版ですので使えます。
下部にモデル番号(A○○○○)と製品番号(M○○○○○○○/○)が記載されています。そこの末尾がLL/A と記載されていればアメリカ版です。
モデル番号・製品番号・MEIDとはA1688などAから始まる番号がモデル番号で、LL/Aなどが製品番号です。この番号で、販売国や地域と、対応する周波数バンドの違いなどが確認出来ます。またMEIDはCDMA版に付けられる番号です。
⁂注 ここがZP/Aとなっていたら香港版、PP/Aはフィリピン、TH/Aはタイで、J/Aとなってるのが日本版です。
②本体で確認(箱が無い場合)
MEIDの確認
iPhone6Sの場合は、本体裏に小さくA1688・A1687、 A1633・A1634と記載されていますが製品番号やMEIDは記載されていません。
そこで次の方法で確認します。
iPhoneの設定アイコンをクリックし、「一般」→「情報」のところモデル部分が図のように、LL/Aとなっていればアメリカ版で、下のMEIDの項目と数字が記載されていれば、CDMA版です。
③箱もない場合(初期化されている)
初期化されてて確認が出来ない場合、モデル番号と製品番号が表示されている店舗や、サイトで確認のうえ、購入することをお勧めします。
3.NFCの対応
iPhone7
iPhone7からNFC機能が付きましたが、海外モデルは日本の規格には対応していませんので、日本でのお財布ケータイやタッチ決済には使えません。
iPhone8以降
こちらは日本のフェリカ方式に対応しましたので、駅の改札や、決済等で問題なく使えます。